去年末に、東京で大活躍の関村俊介の脚本を演出しましたが、これが演劇人生初めてのシンプルに演出だけをやるという作業でした。痺れる経験でした。
その勢いを借りて、長編戯曲をシンプルに演出させてもらいます。20年近い過去の作品ですが、その頃一世を風靡し、今なお最前線で作品を生み出す後藤ひろひと氏による2001年という時代を鋭利に切り取った作品です。20年ぶりにこの作品に出会い、今のこの時代をも写せ、痺れさせる作品だと思い、20年過ぎ去った時代を微調整、多少の潤色をして上演します。
あれよあれよという間に集まってくれたとんでもない演劇人たちと、ちょっとお祭り気分でいつもとは違う法被を着て、最高をお届けしようと思います。こういうのをプロデュース公演というんでしょうね。
天才脚本家、タイトルだけでも最高のセンス。
いつものあなピグモ捕獲団とは一味違う、それでも福永の手にかかればを目撃しにやってきてください。なんてったって、冠はFukunaga IKUO Presentsですから。
福永郁央