Vol.31『SUPERNOVA』


Vol.31『SUPERNOVA』

2010/06/03(木)~06(日)
@シアター711
脚本・演出:福永郁央
【CAST】
為平康規/石井亜矢/遠藤咲子/ますだようこ
(以上、あなピグモ捕獲団)
貝谷聡/神崎友里/ZAKI/青木五百厘/小澤貴/鎌田貴嗣/島田ボル七
上田理紗子 [3(木)、4(金)出演]
栗原知子(劇団リケチカ) [5(土)、6(日)出演]

【STORY】
【スーパーノバ、超新星】―
恒星進化の最終段階で起こる爆発により、恒星が急激に新星の数千倍も輝き、その後ゆっくりと滅光していく現象。あとにブラック-ホールか中性子星が残ることがある。 「大辞林 第二版」より

回転を始めた重力に引かれ集まった様々な思いは、
やがてぶつかり合い、熱を上げ溶け合い、光を放って巨大な星になった。
そんな星を頼りに彷徨う者がいる。
不安定に激しくも儚い光を放ちながら、その星は存在を続けた。
彷徨う者はそのすり減った身を埋めるための場所を探し始める。
星は見失ったが、その身を埋めるだけの椅子を見つけた。
重力はその回転速度を上げ、思いすべてを光ごと飲み込む穴となり、
目も眩むほどの光を放つ大きな爆発が始まる。
椅子に座りうなだれて見たのは足元の小さな穴。
その穴に様々な思いが飲み込まれていく刹那、
星に届かない者の爆発が始まる。

あなピグモ捕獲団がお届けする、
見上げた宇宙の片隅で光る、ささやかで壮大な誰かの物語。